2020年【オリックス】契約更改(年俸一覧)戦力分析+新戦力情報(新外国人・トレード)

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2019年シーズン育成に定評のある西村徳文監督を迎えチーム力の底上げを図るもパリーグの最下位でシーズンを終えたオリックス

チーム打率/総得点数最下位に沈むなど、問題の多いオリックスはオフシーズンどのような動きを見せたのか、契約更改+新戦力の確認をしつつ戦力の分析を行っていきます。

 

 

2020年オリックス契約更改 

現状維持

  • 増井 浩俊:3億円
  • ディクソン:2億2000万円
  • モヤ:5000万
  • 安達 了一:9000万
  • 吉田 一将:3900万
  • 西野 真弘:2800万
  • 松井 雅人:2800→2800万
  • 伏見 寅威:2200万
  • 山崎 勝己:1500万
  • 鈴木 昂平:1200万
  • 頓宮 裕真:1200万
  • 富山 凌雅:1000万
  • 飯田 大祐:860万
  • 本田 仁海:500万
  • 広沢 伸哉:480万

 

年俸の上がった選手

  • 澤田 圭佑:2600万→2700万
  • 吉田 正尚:8500→2億円
  • 山岡 泰輔:4500→1億円
  • 山本 由伸:4000→9000万
  • 近藤 大亮:3850→5000
  • 若月 健矢:4000→4500万
  • 福田 周平:3300→4500万
  • 大城 滉二:3800→4200万
  • 中川 圭太:700→2800万
  • 駿太:2300→2800万
  • 比嘉 幹貴:2300→2600万
  • 小島 脩平:1800→2600万
  • 小田 裕也:2300→2400万
  • K―鈴木:900→2200万
  • 海田 智行:2100万→4150万円
  • 山田 修義:1500→2000万
  • 宗 佑磨:1800→1900万
  • 竹安 大知:900→1900万
  • 榊原 翼:750→1900万
  • 山崎 福也:1500万→2200万
  • 西浦 颯大:480→1350万
  • 佐野 皓大:430→1290万
  • 神戸 文也:440→1000万
  • 杉本裕太郎;830万→880万
  • 山足 達也:750万→1150万
  • 斎藤 綱記:600万→700万
  • 吉田 凌:530万→580万
  • 鈴木 優:510→530万
  • 根本 薫:450→460万
  • 漆原 大晟:260→300万
  • 東 晃平:240→250万
  • 宜保 翔:450→500万

 

年俸の下がった選手 

  • T-岡田:1.2億円→9000万
  • 白崎 浩之:1850万→1500万円
  • 東明 大貴:2300→1800万
  • 田嶋 大樹:2000→1800万
  • 金田 和之:1700万→1400万
  • 小林 慶祐:1500万→1400万

 

Bクラスに低迷した球団とは思えないほど軒並み年俸が上がっている。 

この辺からも球団が選手をサポートする姿勢が見えて好感が持てるし、球団の姿勢に来季は選手も全力で応えて欲しい。 

 

①新戦力:ドラフト

支配下▼

1位宮城 大弥 (投手・興南高)

2位紅林 弘太郎 (内野手・駿河総合高)

3位村西 良太 (投手・近畿大学)

4位前 佑囲斗 (投手・津田学園高)

5位勝俣 翔貴 (内野手・国際武道大学)

※指名終了
 

育成▼

1位佐藤 一磨 (投手・横浜隼人高)

2位谷岡 楓太 (投手・武田高)

3位中田 惟斗 (投手・大阪桐蔭高)

4位平野 大和 (外野手・日章学園高)

5位鶴見 凌也 (捕手・常盤大学高)

6位大下 誠一郎 (外野手・白鴎大学)

7位佐藤 優悟 (外野手・仙台大学)

8位松山 真之 (投手・富山GRNサンダーバーズ)

※指名終了

 

オリックスの投手の育成力、スカウティングは近年の投手力を見ても明らかなので、ドラ1で入った興南の宮城は勿論、投手としてのスペックの大きさを感じる本格派右腕“前”も楽しみな素材である。

 

一方で野手は近年、大/社を中心に指名するも伸び悩みを勘案したのか、スケールの大きい遊撃手紅林を筆頭に素材偏重のドラフトとなった。

 

【ドラフト会議2019】全指名抽選結果、"勝ち組""負け組"はどの球団?評価まとめ -

 

②新外国人選手

アデルリン・ロドリゲス

 

 

ドミニカンのスラッガーアデルリン・ロドリゲス

BB%やBB/Kについては不安がありアプローチはかなり粗いけど、パワーは申し分ない、若いし、化けた時のリターンはでかい。

 

 

アダム・ジョーンズ 

 

なんで中軸として稼働できるロメロをわざわざ切るんだ?

と思っていたら、とんでもない大物がきた。

オリオールズの代表的な選手として長きに渡って活躍

2019年はDバックスでプレイしFAだったけどまさか日本に来るとは…

アンドリュー・ジョーンズ以来の超大物

彼を見に行く試合を見に行く価値がりますね。

 

MLB通算2000安打目前、11年連続2桁HRなどの実績は勿論、ポストシーズン・WBCなど重要な試合での豊富な経験値はきっと周りの選手にとっても+になると思う。

 

 

福良は監督としての手腕は疑問が残るが、広い人脈や大胆な交渉で契約に漕ぎ着けるタイプの本当に高いGMとしての適性があるのかもしれない。

 

 

2020年:オリックス戦力分析

先発 

  • 山本 由伸
  • 山岡 泰輔
  • 張 奕
  • K-鈴木
  • 田嶋 大樹
  • 榊原 翼

 

荒西 祐大

アンドリュー・アルバース

竹安 大知

富山 凌雅

 

2019年開幕投手に抜擢されチーム最多の170イニングを消化した山岡

防御率1.95 と圧倒的な投球でパの力ある打者を蹂躙した山本由伸

綺麗なジャイロ軌道のスライダーを投げる本格派右腕K-鈴木(第3球種が課題)

真上から振り下ろす力強いスピンレートの高いストレートにフォーク、強烈な縦成分のスライダーなどを織り交ぜる榊原 翼 

ホップ成分の高い150㎞の直球を投げ込む張 奕

 

ここまでを見てもオリックス特有の本格派、奪三振能力(ストレート+カット+スプリットの現代野球のトレンド型の)のある投手の面々が並ぶ

一体これ程の人材がどこから沸いてでてくるんだろうといつも思う…。

 

左腕は、平均球速は140キロほどだが、60%以上の割合で4シームを投じる田嶋 大樹

オリックスのローテーションを見るとタイプ的に似通った選手が並ぶので、左右・高低の奥行で勝負するタイプのアルバースを加われば、かなり良いアクセントになると思う。

 

「先発は不安」との声もっ聞こえるが、バラエティーの富んでいて面白い陣容に見える、山本由伸に関しては沢村賞クラスの活躍は間違いないと予想しているので、これは凄まじく大きなアドバンテージになると思う。

 

中継ぎ・抑え▼

  • 山﨑 福也
  • 吉田 一将
  • 増井 浩俊
  • 近藤 大亮
  • 比嘉 幹貴
  • 海田 智行
  • 澤田 圭佑
  • 山田 修義
  • 神戸 文也
  • ディクソン 

 

ブルペンを見て思うのは、平均的に力のある投手はいるものの「絶対的な中継ぎの不在」球団もそこは、把握していると思うので今後の外国人補強がありそう。

 

球威の劣化で2ピッチ化しているディクソンの配置転換はナイスアイデアで、神戸・澤田の台頭と駒は揃っているので、ブルペンの底上げになるような補強が求められる。

 

野手:スタメン予想

1番 中 宗
2番 二 福田
3番 左 吉田正尚
4番 右 ジョーンズ
5番 一 Tー岡田
6番 DH モヤ
7番 三 中川圭太
8番 遊 安達
9番 捕 若月(頓宮)

 

う~んやっぱいまいちっ!w

 

オリックス最大の問題は「吉田正 尚個人軍」化

野手はロメロらは退団したが、吉田正尚が孤立しないようアダムジョーンズを獲得、恐らく吉田の後ろもしくは前に配置すると予想  

 

胸は打てる型やアプローチが見につきつつあるので2020年はブレイクの年にしてほしい

吉田を2番にして1個ずつ上げる打順も考えましたが、下位が4番以降が必尾用以上に落ちてしまうので却下、福田の2番はどうしても物足りなさを感じてしまいます。

 

吉田・ジョーンの打線のコアは破壊力があります。

しかしそれでもジョーンズは全盛から落ちている事もあり問題点を全てカバーするほどのパフォーマンスをするとは思えませんし、ロドリゲス・モヤの外国人2人はアプローチに粗さがあるので安定的に数字を残すのは難しいと思います。 

 

野手はT-岡田に注目したい

悩んだ末チームに残留しプエルトリコWLにも参加するなど、2020年のシーズンに向けて高いモチベーションを感じるT-岡田の力がCS争いに絡むには必要不可欠です。

 

もう一人頓宮

頓宮を捕手にコンバートするという案もあり、上手くいけばオリックスファンにとってもかなり嬉しいサプライズとなりそうです。 

 

期待の若手ブレイク候補 

太田椋 

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引用:太田椋 - Wikipedia

 

  • 出身地:大阪府羽曳野市
  • 生年月日:2001年2月14日(18歳)
  • 身長/体重:181 cm/76 kg
  • 投球・打席:右投右打
  • ポジション:内野手
  • 年俸:800万円(2019年)

 

wiki引用

 

ドラフト以前から評価の高かった守備力は二軍でもいかんなく発揮。

打撃が心配されたが、華奢な身体からは似付かぬ打撃を披露した

 

ルーキーイヤーの2019年は1軍で6試合に出場、16回打席に立つも無安打

野球センスは申し分ないだけに身体の大きくなった2年目どのような姿を見せてくれるのか非常に楽しみです

 

漆原大晟

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出典:週刊ベースボールONLINE

 

  • 出身地:新潟県燕市
  • 生年月日:1996年9月10日(23歳)
  • 身長/体重:182 cm/83 kg
  • 投球・打席:右投左打
  • ポジション:投手
  • 2018年育成ドラフト1位
  • 年俸:260万円(2019年)

 

引用:漆原大晟 - Wikipedia

 

2018年に育成ドラフト1位で入団した選手

2019年シーズンはウエスタン・リーグで23セーブを記録し、最多セーブ投手賞を獲得

育成登録ながら二軍では規格外の出力を誇り、150㎞を超えるボールを投げ込む

 

今期は惜しくも支配下にはなれなかったが、2020年シーズンは早期支配下登録を勝ち取って1軍で投げる姿を見せて欲しい。

 

左澤 優 

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  • 出身地:神奈川県相模原市緑区
  • 生年月日:1994年12月28日(24歳)
  • 身長/体重:172 cm/75 kg
  • 投球・打席:左投左打
  • ポジション:投手
  • 年俸:1,000万円(2019年)


引用:左澤優 - Wikipedia 

 

出所が見づらいスリークォーター左腕。

140㎞前後の真っすぐにスライダー、ツーシームを織り交ぜ、テンポの良い投球で打者を打ち取っていく、枯渇しているブルペンにとって重要な存在になれるか?

 

2021年より3軍制の導入

早ければ21年から3軍制を敷くことが判明。育成選手を含む若手選手の実戦機会を増やすことが目的であり、球団内の組織改編に着手する方向だ。

 

今回のドラフト会議で育成選手を8人指名した。

今季は20試合程度だった「育成試合」を来季は大幅に増やす予定で、実質的に3軍構想をスタートすることになる。

 

引用: 日刊スポーツ

 

同じく3軍制を敷いているソフトバンクは、抱えている選手の数が他球団と違う。

選手を選ぶ分母が大きく、球団は設備を充実させ、キューバと太いパイプを持ち、ファンサービスもよく、動員数も12球団で3位。申し分のない環境にある。

 

オリックスがどのように才能の分母を増やしていくのか今後楽しみである。

 

あとがき▼ 

アダム・ジョーンズが入りオリックスファンは勿論、他球団のファンからも注目されていくと思います。

 

戦力が充実し、毎年のように「今年のオリックスは面白い」と言われている気がするので、今年こそはあの2014年の火の出るようなシーズンを期待しています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。